モバイル中継アプリ「TVU Anywhere *1」が、ソニー株式会社のポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1 *2(以下、本機)」に正式対応しました。
・概要
本機はAndroid OSをベースとしながら、プロ仕様の冷却ファンとHDMI入力を備えた通信専用デバイスです。今回の対応により、「スマートフォン+HDMIキャプチャ(Accsoon等)+外付け冷却ファン」という従来の中継セットを、PDT-FP1という1台のデバイスへ完全に集約することが可能になりました。

PDF-FP1が本来持つ伝送機能を維持しつつ、新たにTVUの独自プロトコルIS+にも対応した構成図。
・PDT-FP1採用がモバイル中継を変える「3つの理由」
1. 「15万円」で手に入る、プロ仕様の送信システム
PDT-FP1は、15万円程 *3 という導入しやすい価格帯でありながら、標準サイズのHDMI入力を搭載しています。 通常、スマホ中継では外部キャプチャデバイスや変換アダプターが必要でしたが、本機ならカメラとケーブル1本で直結可能。接点不良のリスクを抑え、業務用の専用送信機(TVU One等)に匹敵する信頼性を、圧倒的なコストパフォーマンスで実現します。
2. 「安定性」と「TVU受信機」への直接伝送
本対応は、欧州の大手放送局の強い要望により実現しました。 一般的なライブ配信(RTMP)だけでなく、TVU独自の高品質な伝送技術を用いて、局内に設置された「TVU受信機」で映像を直接受け取ることができます。 ニュース制作など、失敗が許されない現場のワークフローにそのまま組み込めるのが大きな強みです。
3. 熱暴走を許さない「アクティブ冷却」と「5G通信」
スマホ中継の最大の弱点である「熱」に対し、本機は内蔵ファンによる強制冷却で対抗します。夏の屋外や長時間の高画質伝送でも、熱による速度低下や機能停止の心配がありません。さらに、5G通信に最適化されたアンテナ設計により、TVU Anywhereの性能(SIM+α 伝送)を最大限に引き出し、安定した映像伝送を維持します。
・活用のシーン
報道・緊急生中継: 現場到着後、カメラとPDT-FP1を繋ぐだけで、中継車なしですぐに安定した中継を開始。
スポーツ・イベント配信: ジンバルやカメラに装着。外付け機器が不要のため、配線トラブルがなく機動力UP。
予備回線(バックアップ): メイン回線のトラブルに備え、安価かつ信頼性の高いサブ回線を低コストで構築。
・まとめ
「スマホの機動力」と「業務専用機の安定感」この両立は、多くの現場が抱えていた課題でした。プロの現場の声から生まれたこのソリューションは、日本の配信現場においても、新たなスタンダードになるはずです。
【お問い合わせ・デモのご相談】
当社では、TVU受信機およびTVU Anywhere(スマートフォン版)のデモ機貸出を行っております。お気軽にご連絡ください。
*1: PDT-FP1本体の取り扱いはございませんので、検証の際はお客様にてご用意ください。
*2: 本機能はTVU Anywhereアプリの最新バージョン(v10.4.21.1298以降のAndroid版のみ)で対応。別途ライセンス契約が必要です。
*3: 2026年1月時点の価格です。詳しくはソニー公式サイトでご確認ください。