株式会社テレビ高知(略称:KUTV)様は、四万十市にある支局用の機材として、新たにTVU Oneのエントリーモデルである「TM930」を導入されました。本社ではフラッグシップモデルのTM1000を運用されている同社が、なぜ支局用にTM930を選択されたのか。導入の背景から導入後に現場で感じられた手応えまで、メディア技術局の古賀様にお話を伺いました。
導入の背景:メーカー統一が生む「運用効率」と「安心感」
– 今回、支局用の機材を更新するにあたって解決したかった課題を教えてください
保守や運用面の効率化です。これまでは本社と支局で異なるメーカーのIP中継機を使用していました。そのため、メーカーを統一することで管理体制をシンプルにし、運用の負荷を軽減したいという狙いがありました。
– 本社ではTM1000(V3)を運用中ですが、今回「TM930」を選定された理由は何でしょうか
TM1000の高品質な伝送性能はそのままに、小型で価格も抑えられている点です。支局用として求められる機動力とコストのバランスを考えた際にTM930は非常に魅力的な選択肢でした。
性能への評価:回線数の不安を払拭した「信頼感」と「拡張性」
– TM930は上位機種と比較して内蔵SIMの枚数が少ない仕様ですが、不安はありませんでしたか
回線数が少ないことによる安定性には正直、不安がありました。しかし、実際に運用してみると非常に安定して伝送できています。 また、導入後に外付けUSBモデムによる増設が可能*¹という拡張性も、さらなる安心感に繋がりました。
– 最終的な「導入の決め手」は何だったのでしょうか
これまで安定した映像伝送を実現してきたTVU製品への実績と信頼です。加えて、操作画面の仕様(UI)がTM1000と大きく変わらないという点は、スタッフへの負担が少なく、運用の効率化に直結すると感じました。

△TM1000(左)とTM930(右)は本体の大きさが異なるものの操作方法は変わらない
導入後の変化:素材伝送から生中継、そして有事の備えまで
– 運用開始から数ヶ月、現場の方々の反応はいかがですか
緊急時の素材伝送を中心に重宝しており、トラブルもなく評判は上々です。
– 他社製品からの更新によって、現場の運用に変化はありましたか
伝送性能が非常に安定しているため、当初想定していた素材伝送だけでなく、生中継でも活用するようになりました。 また、音声の送り返しや内部録画機能は、日常の放送だけでなく有事の際にも非常に有効な機能だと感じています。

△素材送りにTM930を使用されている様子(お客様提供)
– スターコミュニケーションズのサポート体制や、今後の期待をお聞かせください
導入後も親切にサポートいただいており、不安なく運用できています。最近話題の「Starlinkモード」の搭載など、TVU Networks社との連携による技術開発には今後も期待しています。
検討中のお客様へ
– 最後に支局用の機材更新を検討されている方へメッセージをお願いします
ハードウェアのスペックや価格を最適化しつつも、ソフトウェアの基本性能が妥協されていない「TM930」は、支局用機材として適していると感じます。エントリーモデルであっても上位機種と操作画面が共通しているため、現場スタッフが迷わず扱える点は、放送現場において大きなメリットになると思います。
記事協力:株式会社テレビ高知 様![]()
昭和45年に高知県の民放第二局として開局したテレビ局。地元の報道機関としての役割はもとより、生活の一部として、また、くらしの中に深く関わる情報発信源として愛されています。