NEWSクラウドおよびIPベースのライブ映像ソリューションをリードするTVU Networksは、EVSとの連携により、放送制御プラットフォーム「EVS Cerebrum」へTVU MediaMesh™を統合したことを発表しました。世界中の視聴者へ映像を届けるEVSにとって、本統合は映像制作と配信の未来を牽引するものとなります。
EVC Cerebrumとは
EVS Cerebrumは、伝統的なSDI方式とIP方式の両方に対応した、柔軟性あるライセンス体系を持つ放送制御・オーケストレーションプラットフォームです。NMOSやEmber+など180以上のプロトコルに対応し、カスタマイズ可能なUI、高速処理、スケーラブルな構成で、OB車、スタジオ、多拠点など複雑な制作環境を一括管理可能にします。ミッションクリティカルな現場での信頼性と運用効率を支える中核プラットフォームです。
TVU MediaMesh™とは
IBC 2025で初公開されたTVU MediaMesh™は、クラウドネイティブ設計のモジュール型ライブメディア基盤です。非同期マイクロサービスとリモート共有メモリによって構成され、世界規模でのエンドツーエンドなライブ映像ワークフローを低遅延かつ高信頼で実現。B2Bでのコンテンツ連携、クラウド制作、配信などを高速に展開できる柔軟性と拡張性を兼ね備えています。APIとSDKも豊富に揃っており、新しいアプリの開発や既存アプリの強化が容易です。
統合の効果(Cerebrum v2.8より提供)
- 映像信号を任意の場所・フォーマットから複数フォーマット・複数宛先へ、また制御室から多目的配信先へと送信可能
- リアルタイム制御と高度なメディア交換を統合したプラットフォームにより、制作の迅速化、AIを活用したクリップ検索、権限管理されたアクセス、スケール可能な展開が可能に
- インフラコストや運用負荷の軽減にも貢献
ステートメント
TVU Networks(ジョン・ワストコート 事業開発 シニアディレクター)
「EVSとの連携による革新的なMediaMesh統合を通じ、ソリューションをお客様へ提供できることを大変嬉しく思います。MediaMeshの強力なマイクロサービスAPIとSDKにより、EVSのような先進的プロバイダーは迅速に新アプリを開発、既存アプリを強化できます」
EVS(ディーター・バックス 制御・オーケストレーション担当バイスプレジデント)
「TVU MediaMeshの統合により、放送事業者はクラウドルーティングの移行を滑らかに進められます。この進化は、EVSが変革パートナーとして、運用・技術チーム双方に高い投資回収をもたらすための支援と一致します」
今後の展示予定
TVU MediaMesh™は、IBC 2025(Hall 7, B.55)にてデモ展示予定です。
詳しくはTVU Networksブースまでお問い合わせください。